かかとのひび割れの原因とは？

かかとにひび割れができる主な原因は、角質の乾燥です。肌が乾燥してしまうと肌のターンオーバーが滞り、角質が溜まっていくことで厚くなり、柔軟性がなくなって硬くなるのです。その状態で皮膚に力が加わると、かかとの皮膚が十分に伸びることができず、表面にひび割れができてしまいます。
また、かかとの皮膚への摩擦や刺激もひび割れの原因となります。かかとは身体のなかでも特に圧力がかかりやすく、刺激を受ける部位といえます。立つ、歩くなどの動作をするたびに刺激を受けるため、身体を守るために角質を硬くして、かかとの皮膚を守ろうとする防御反応が起こります。
角質が硬くなると、かかとに力が加わったときに皮膚をうまく伸ばすことができず、ひび割れが起こる原因になりかねません。かかとに余計な刺激を与えないよう、ご自身の足に合ったソックスや靴を選ぶとよいでしょう。

かかとのひび割れのケアで注意すること

硬くなってしまった部分を専用のやすりで削ることは悪くありませんが、ひび割れが起こる原因の解決にはなりません。むしろ、肌を守っている必要な層まで削ってしまう可能性があります。
硬くなった角質層を削る場合は、皮がめくれるほど削ることはせず、表面を整えて引っかかりがなくなる程度を目安としてください。

ツルツルなかかとにするためのポイント

まずは靴やソックスが自分に合っているかを確認し、問題があれば靴を変えることも必要です。サイズや形が自分に合っていない靴や、かかとに負荷がかかりやすい靴をどうしても履きたい場合は、おしゃれをしたい日だけその靴を履くようにし、普段はかかとに負荷がかかりにくい靴を使うとよいかもしれません。
次に硬くなってしまった角質をケアしましょう。硬くなっている角質をケアする際は強引に削るのではなく、表面を軽く整える程度にしましょう。硬くなった角質を大きく削ってしまうと、肌を守っている部分まで削り落としてしまうことがあります。また、角質ケアをするためのクリームを併用することもおすすめです。
最後に、普段から保湿に気を配ることも忘れないでください。硬くなった角質を取り除くだけでは、新たなひび割れを防げません。保湿用のクリームなどを使い乾燥を防ぐことで、かかとのひび割れを予防できます。

ソックスを履いて乾燥を防ぐことも大切

保湿ケアをしたあとに裸足のままでいると、保湿効果が薄くなってしまいます。保湿ケアをしたあとは、ソックスを履いて足の皮膚の乾燥を防ぎましょう。
また、保湿クリームを塗ったまま生活をするとクリームのベタつきが気になったり、周りにつけてしまわないかと気になったりする場合には、ソックスを履くことでその心配がなくなるでしょう。
クリームを塗ったあとに履くソックスは、保湿性が高いシルクなどの天然素材のものがおすすめです。

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